どうも、Photoshop artistのKEIです。
Photoshopを使って、写真を雪景色にする方法を解説していきます。
Contents
準備編
元画像を確認しよう
Unsplashでダウンロードした画像を使用しています。画像をクリックするとダウンロード可能です。
今回は金閣寺を雪景色に変えたいと思います。

完成画像を確認しよう

解説
1.画像素材をPhotoshopで開く
まずは雪を降らせたい画像をPhotoshopで開きます。
キャンバスサイズは1920px x 1080pxに設定しています。
画像を開くとスマートオブジェクトになってるかと思います。
今回は「Camera raw フィルター」で編集を行いたいので、そのままにしておいてください。
スマートオブジェクトの画像は下のようなマークがついているのが特徴です。

スマートオブジェクトやラスタライズについてもう少し勉強したい方はサルワカさんのサイトが分かりやすいので、こちらを参考にしてくださいね。
2.Camera raw フィルターを開く
Camera raw フィルターは元の画像に変更を加えることなく、画像の明度や色合い、コントラストなどを編集できるのが特徴です。
「明度を上げてみたけどもうちょい暗い方が良いな」と思った時など、Camera raw フィルターだと何度でも再編集可能な便利な機能なのです。
Camera raw フィルターは「フィルター」タブから選択可能です。
フィルター>Camera Raw フィルター
フィルターを開くと下のような別画面が出てくるかと思います。
この画面の数値(右パネル)を変えることで明暗や色合いなどを変えることができます。


今回は下の画像のように露光量や色彩など変えたけど、正解はないんだ。好みの状態に仕上げてみてね。
参考までに僕の設定を載せておきます。
基本補正の設定

色相・彩度の設定
「色相」「彩度」「明度」をそれぞれ調整しています。



周辺露光の設定
被写体を目立たせるために周囲を暗くしました。
「適用量」や「中心点」などの数値を調整してください。

ブレンド条件で雪を積もらせよう
元画像をCamera raw フィルターで好みの状態にできたら、次は雪を積もらせていきます。
背景レイヤーの上に新規レイヤーを作成し、ブラシツール(B)に切り替えます。
レイヤー名は「雪(積もる)」としています。
色は白色、ブラシの種類は「ソフトブラシ」を選び、雪を積もらせたい部分を塗りつぶしていきます。


不自然な状態だけど、後程調整していくので問題ないよ。
今回のポイントである「ブレンド条件」を調整していきましょう。
ブレンド条件の詳しい説明については省きます。

ブレンド条件についての詳しい記事は後日まとめるよ。
少しだけ待っててね!
さてブレンド条件を変更するには、「雪(積もる)」レイヤーをダブルクリックします。

そうすると下のような画面が出てきます。ブレンド条件の設定は下のオレンジ部で可能です。


今回使うのは「下になっているレイヤー」のスライダーだけだよ。
今回設定を変更する部分は、下図の黒井三角部分です。

三角部分を右に動かしていくと、先程白で塗りつぶした部分に変化していきます。今回は数値が「15」になるようにしました。


だいぶリアルな仕上がりになったかと思いますが、もう少し調整していきましょう。
黒三角部分をWindowsなら「Alt」、Macなら「Option」を押しながら右へスライドしていきます。

そうすると雪の部分がどんどん薄まっていくのが分かるかと思いますので、
程よい数値に設定します。
今回は雪の量を減らしたかったので、数値を「18」に設定しています。

雪を降らせよう
まずは新規レイヤーを作成し、一番上のレイヤーに配置します。ここではレイヤー名を「雪(降る)」としています。

最後に雪を降らせてよりリアルに見せましょう。使用するのは雪ブラシです。
使用するブラシとインストール方法について解説します。
雪ブラシは下記リンクからダウンロードできます。
ブラシをダウンロードしただけでは、まだ使えません。
Photoshopにデータを読み込ませる必要があります。
まずはブラシツール(B)に切り替えます。オレンジ部分のブラシマークをクリックすると、ブラシの一覧の画面に移るかと思います。

右上の歯車マークをクリック>ブラシを読み込む
を押せば、ブラシを読み込むことができます。

先程ダウンロードしたファイル(.abrの拡張子)を開くと、ブラシを読み込むことができました。

読み込んだブラシはブラシ一覧の一番下に配置されます。配置される場所もドラッグで簡単に変えることができます。

雪ブラシに限らず入手したブラシを読み込む際は、この手順で行ってください。
最後に雪ブラシで雪を描いていきます。使用するブラシの種類に制限は無いので、色々試行錯誤してみてくださいね。
完成

