今回はアクションの入手方法〜実行までの手順を紹介していきます。
「そもそもアクションって何?」って思った方は下の動画を見て理解を深めてくださいね。
簡単に言えば、アクションとは「複雑でめんどくさい作業を記憶させて、自動で実行できる」という凄く便利な機能です。
ちなみにアクションはプロのクリエイターも時短や作品の幅を広げるために積極的に利用しているので、強力なツールであることは間違いないです。
それでは手順を解説していきます。
Contents
そもそも「アクション」と言っても様々な種類のものが存在します。
例えば下のように写真をリアルな絵画風に加工したり、

今回紹介するサンドダスト風に加工できるものなど様々です。
ただこのように加工するには「アクションの素材」を入手しなければいけません。
そこでオススメしたいのが「Envato」という海外のWebサイトです。
ちなみにEnvatoのサービスは大きく分けて下のように3つに別れているので、簡単に特徴を説明しておきます。
すぐにアクションの入手方法を知りたい方は読み飛ばして頂いても構いません。
「サブスクリプションサービス」です。
要は月額でお金を払うと、Photoshopのアクションやブラシ素材・Webコーディング素材など幅広いジャンルのものを利用できるものです。
一般的にEnvato elementsよりもハイクオリティなものをその都度お金を払って購入できるサービスです。
Envato elements同様、ここでもPhotoshopのアクション素材を入手することができます。
「教育系サービス」です。Photoshopやillustlatorで使えるチュートリアル動画を見ることができます。
レベルの高いクリエイターの方が記事を書いているので、非常に勉強になります。
他にもEnvato Studioなども存在しますが、今回は説明を省きます。
Envatoなどの海外サイトで入手したアクションを日本語版Photoshopで実行すると、100%エラーが発生します。
ではどうするかと言うと、Photoshopを日本語版から英語版へ切り替えるのです。
英語版への切り替え方法は下記記事を参考にしてください。(最短で5分ぐらいでできちゃいます)
この項目では、アクション素材をダウンロードしてPhotoshopに読み込むところまで解説していきます。
今回はEnvato Elementsのアクションを使用します。
好きなアクションを選ぶと下のように商品概要などが書かれたページに飛びます。

右上の「ダウンロード」ボタンを押します。
そうするとアクションを実行するために必要な素材がダウンロードされます。

フォルダの中には、説明書・アクション・ブラシの素材などが入っています。

今回使用するアクションフォルダには拡張子が「.atn」と「.abr」が含まれます。

・「.atn」
実行するアクションの工程が記憶されたフォルダ。
・「.abr」
アクションに使用されるブラシ素材のフォルダ。
使用するアクションによっては「.pat」=「パターン素材」なども読み込む必要があるので、その都度説明書を読むようにしてください。
上の「Window」タブから「Actions」を選択します。

右上のバーをクリックすると、アクションを読み込むことができます。

先程、ダウンロードした「.atn」ファイルを選択し読み込みます。
そうするとアクション一覧の一番下に配置されます。

ブラシツールに切り替え、下の画像の通り「.abr」のブラシをPhotoshopに読み込んでいきます。

右上の歯車マークをクリックします。

「Import Brushes」をクリックし、先程ダウンロードした「.abr」ファイルを読み込みます。

そうすると、下のようにブラシ素材が読み込まれました。

各アクションには細かいルールが設けられています。例えば、レイヤー名を「Background」にしなさいなどのものです。
これを守らないと、アクションを実行してもエラーが出てしまいます。
今回紹介するアクションのルールは、下のようなものです。
・背景レイヤーを用意する。またレイヤー名を「Background」とする。
・被写体レイヤーを用意する。レイヤー名を「brush」とする。

最後にアクションの再生ボタンを押します。

そうすると下のように自動でレイヤーが作られていくので、後は待つだけです。

どうぞ、コーヒーでも飲みながら気長に待ちましょう。

はい、これで完成です!
再生ボタンを押すだけで、これだけハイクオリティかつ数分で処理が出来るのがアクションの強みなのです。
最後に今回の内容をまとめておきます。
- アクションを入手する
- Photoshopを英語版に切り替える
- アクション素材を読み込む
- ルールに従って、レイヤーを用意する
- アクションを実行する
今回の記事が皆さんの役立てばすごく嬉しいです。