【Photoshop】アクション映画風の合成を簡単に作る方法

Photoshop artistのKEIです。

今回はPhotoshopを使ってアクション映画風の合成について解説していきます。


準備編

毎度お馴染みUnsplashからダウンロードした画像を使用しています。下の画像をクリックすれば、ダウンロード可能です。


元画像を確認しよう

素材1 被写体


素材2 背景


完成画像を確認しよう

解説

今回のポイントは下記3つです。

作業のポイント
  1. レベル補正
  2. トーンカーブによる自動補正
  3. 色相・彩度のマスク


KEI
KEI

Photoshopで頻繁に使う基本的なツールだよ。


下の画像の状態まで自力で行ける方は時間短縮のため項目3 「被写体レイヤーにレベル補正を行う」から始めてください。


1.画像素材をPhotoshopで開く

1-1.新規キャンバスを開く

Photoshopで上の画像素材を開きましょう。キャンバスサイズは1920px x 1080pxとしています。新規キャンバスはファイルタグから作成可能です。

新規キャンバスの開き方

ファイル>新規>キャンバスサイズの選択


新規ボタンを押すとキャンバスの一覧画面に映ります。

好きなキャンバスサイズを選びましょう。縦横比や画像解像度なども変えることができます。

1-2.被写体と背景画像を読み込む

次に被写体のレイヤーを背景レイヤーの上に配置します。

レイヤーパネル

キャンバス

2.被写体を切り抜く

被写体レイヤーを選択し、背景を切り抜きます。

被写体の輪郭があまり複雑ではないので、「オブジェクト選択ツール」で大まかに選択し、細かい箇所は投げ縄ツールやブラシツールで調整しました。

KEI
KEI

画像をラスタライズして、消しゴムツールで背景を消すのはやめておこう。


スマートオブジェクトのままマスクを行い、ブラシツールで切り抜く方法だと、必要な箇所を消してしまった時にやり直しが効くからです。

スマートオブジェクトの画像は、左のようなマークが付いているのが特徴です。

3.被写体レイヤーにレベル補正を行う

レベル補正を使って、明度やコントラストを調整します。

被写体と背景の色味や明度等が異なっているため、明らかな合成感が出ています。


ちなみに下記リンクで被写体を背景に馴染ませる方法でも紹介しています。

【Photoshop】被写体を背景に馴染ませる簡単な方法

3-1.画像を白黒にする

レベル補正を行う前に、「被写体」と「背景」レイヤーを白黒にしておきます。

KEI
KEI

これでレベル補正調整前と後の差が分かりやすくなるよ。


「色調補正」パネルは、「ウィンドウ」>「色調補正」で画面に表示できます。個人的に方法2の方が便利です。


背景と被写体両方を白黒にしましょう。

この状態では、まだ被写体の明暗やコントラストが背景とマッチしていないので、違和感があります。


KEI
KEI

顔の部分が明るすぎるね。本来なら陰になっているはず…


レベル補正の入力・出力レベルを調整

入力・出力レベルを調整していきます。

レベル補正の開き方は下記の通りです。

上の入力レベル(グラフ部分)をより暗く、また出力レベルで微調整を行います。

レベル補正パネル

キャンバス


全体的に暗くなり、違和感を抑えることができました。

この段階で「白黒」フィルターは必要ないので、非表示(目のマーク)にしておきます。

4.トーンカーブで背景の色味に近づける

トーンカーブで被写体と背景の色味を近づけます。

トーンカーブの開き方は下記の通りです。



トーンカーブを開いた後、下図の部分をクリックして「自動オプション」>「カラーの明るさと暗さの平均値による調整」の順に選びます。

トーンカーブパネル



背景のシャドウ、中間調、ハイライトの色をピックアップしていきます。オレンジ部の長方形をクリックすると、カラーピッカーの画面が現れます。



僕が選んだ箇所を参考にしてください。



レベル補正とトーンカーブの調整を行う前後で比べてみましょう。だいぶ違和感が無くなりました。


5.炎の光をブラシで描く

よりリアルに見せるため炎の光を被写体に追加していきます。

まずは下の画像を見てください。

KEI
KEI

被写体は炎の光を浴びて体が明るくなっているね


この光を「ソフトブラシ」と「色彩・彩度」で表現し、よりリアルな画像に仕上げていきます。

5-1.被写体レイヤーに色相・彩度の調整

被写体レイヤーに対して、色相・彩度の調整を行います。色相・彩度の開き方は下記の通りです。



被写体が背景の色となるようにゲージを調整していきます。
必ず「色彩の統一」にチェックしてください。



被写体が炎の色に近付きましたが、このままでは光が当たって欲しく無い箇所も明るくなっています。



5-2.色相・彩度レイヤーのマスクを反転

色相・彩度レイヤーを選択したまま、マスクを作成します。この段階では、何の変化もありません。

レイヤーパネル

キャンバス



ここがポイントなのですが、先程作成した白いマスクを黒いマスクに反転させます。反転する方法は、下記ショートカットから行えます。

マスクの反転

(Windows)Ctr + I
(Mac)Command + I

レイヤーパネル

キャンバス

なぜこのようなことが起きたのでしょうか?

KEI
KEI

マスクは物体を隠したり表示させたりする働きがあるのを覚えているかい?



マスクの効果

マスクを黒く塗る→物体が隠れる
マスクを白く塗る→物体が現れる



マスクを白にすると、色相・彩度の効果が現れます。逆にマスクを黒にすると、色相・彩度の効果は隠れてしまうのです。


5-3.炎の光をブラシで描く

色相・彩度のマスクを黒く塗りつぶせたら、選択した状態でブラシツールに切り替えます。そしてブラシを下記の通りに設定します。

  • ブラシの種類:ソフトブラシ
  • 不透明度:100%
  • 流量:100%
  • 色:白色


黒いマスクを白色で塗ることで、マスクで隠れた部分が現れてきます。

注)不透明度や流量はこの設定でやりずらければ自由に変えてください。



炎の光を浴びてそうな部分をブラシで塗っていきます。

ブラシで塗った後のマスクは下図のようになっているはずです。

レイヤーパネル

キャンバス

炎の光を上手く表現できたと思います。

完成

加工前と見比べてみましょう。背景と被写体が上手く馴染んでリアルな仕上がりになりました。


KEI
KEI

クロップ(黒帯)を付けても良さそうだね。

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