【Photoshop】被写体を背景に馴染ませる簡単な方法

どうも、Photoshop artistのKEIです。

今回はPhotoshopを使い被写体を背景に馴染ませる方法を解説します。

準備編

本解説の目的

Photoshopで2つ以上の画像を合成した時に、色や明るさ等の違いにより明らかに合成感が強くなってしまいます。

この合成感を無くし自然な合成を行えるようになるのが今回の目的です。

元画像の確認

それでは元画像を確認してみましょう。今回もUnsplashでダウンロードした2枚の画像を使用しています。

画像をクリックするとダウンロードが可能です。

<素材1 モデル>

<素材2 背景>

解説

今回ポイントとなるのは下記2つだと思います。もし聞いたことが無い言葉であれば、事前に軽く勉強しておいた方が理解が進むかと思います。

<ポイント>
1.レベル補正
2.トーンカーブによる補正

 

1.画像素材をPhotoshopで開く

まずは「準備」でダウンロードした素材を開きます。「モデル」の画像が上に来るようにセットします。

2.モデルレイヤーの被写体のみマスクする

モデルレイヤーの被写体のみ選択しマスクを行います。

細かい髪の毛の切り取り方については今回解説しません。下記で紹介するPiximperfectさんのYoutubeの動画を参考にしてください。

https://youtu.be/42JXjWZ5fII

 

上手く被写体のみ切り取れたら下のようになるはずです。元々存在していたモデルレイヤーの背景はマスクで隠された状態となっています。

しかしこのままでは背景の建物と被写体の色味や明るさに差があるため、不自然な画像となっています。

3.モデルレイヤーにレベル補正を行う

レベル補正を使って、被写体の明るさや色味を背景に近づけていきましょう。「レベル補正」に関しては、下記サイトの記事が分かりやすかったので参考にしてみてください。

理論的にレベル補正を理解したい方にオススメです。

「レベル補正」を使ったプロフェッショナルな色調補正

TAG ヒストグラム , レベル補正 色調補正の基本からスタートした当連載。3回目は、詳細なコントロールが可能になる「レベル補正」について解説する。 「これさえ読めば、何も知らないところから、デジタル画像の色調を完全にコントロールできるようになれる!」を、合言葉に連載している「Photoshop 色調補正ゼミナール」。 …

レベル補正を行う前に、「モデル」と「背景」レイヤーを白黒にしておきます。レイヤー下にある左から3つめのボタンを押すとその中に「白黒」とあるのでこちらを選択します。

「色調補正」のパネルからも同様の操作を行えます。

パネルの表示の仕方は「ウィンドウ」タブから選択可能です。

ウィンドウ>色調補正

押すとパネル部分に下図のようなパネルが現れるはずです。


注)「ヒストグラム」や「情報」といったパネルも横に存在しますが、個人的に使用頻度が高いためパネルに表示しています。

 

3-1.画像を白黒にする

レベル補正の効果が分かりやすくなるため今回「白黒」にしています。色調補正のパネル内にある「白黒」を選びましょう。

注)ここでは背景と被写体の両方を白黒にしたいので、クリッピングマスクをする必要はありません。

 

上の画像を見て分かる通り「被写体」と「背景」の明るさやコンとラストに差があるのが分かります。これが「合成感」が生まれる理由です。

「白黒」ツールと同じ場所にある「レベル補正」をクリックし、背景と被写体の明るさなどを合わせていきます。

必ずクリッピングマスクで被写体のみレベル補正がかかるようにしておいてください。クリッピングマスクのショートカットは下記の通りです。

 

(Mac) Command + option + G
(Windows) Ctr + Alt + G

3-2.レベル補正の入力・出力レベルを調整

 

下図のゲージを動かし、背景と被写体の明度やコントラストが似るように調整していきます。入力(グラフ部分)や出力レベル(ゲージ部分)については、先程紹介したサイトを参照ください。

 

 

入力レベル(グラフのゲージ)の三角部分を動かすと画像の明暗・コントラストが変化します。簡単に説明するとこのようになります。

白三角を左に動かす→画像が明るくなる
黒三角を右に動かす→画像が暗くなる

 

このようにゲージを動かし背景と被写体の明暗やコントラストを合わせていくのです。

 

背景と被写体を馴染ませることができたら、「白黒」のレイヤーを非表示(目のマーク)にします。その後、「レベル補正」のレイヤーの描画モードを「輝度」にしておきましょう。

*下図の「通常」部分をクリックすると描画モードを変更できます。

 

4.トーンカーブで背景の色味に近づける

「レベル補正」と同じ場所か「色調補正」のパネルから「トーンカーブ」を選択してください。

 

こちらも必ずクリッピングマスクで「モデル」レイヤーにのみ適用されるようにしましょう。

 

その後、下図の長方形部分をクリックし、「自動オプション」>「カラーの明るさと暗さ…」をクリックします。

 

4-1.シャドウの指定

下図のオレンジ部分をクリックするとカラーピッカーの画面が表示されます。背景の一番暗い部分の色を取ります。

あくまで一番暗そうだなあと思う場所でOKです。

4-2.ハイライトの指定

シャドウと同様の方法で背景で一番明るい部分の色を指定してあげましょう。

ハイライトとシャドウの設定が終わった状態がこちらです。背景の色と被写体の色が合っていてだいぶ違和感が無くなりました。

 

最後にトーンカーブの描画モードを「カラー」に変更しましょう。

 

色味が強すぎる場合は「不透明度」を下げて自然な仕上がりにしましょう。今回はオレンジっぽさが強かったので、不透明度を「76%」に下げました。

5.背景をぼかし自然に仕上げる

最後の仕上げとして背景をぼかします。ぼかす方法はいくつかありますが、今回は「ぼかし(ガウス)」を使用しました。

フィルター>ぼかし>ぼかし(ガウス)

 

背景をぼかすことでよりリアルな仕上がりになります。

6.完成

最後に編集前と後を見比べてみましょう。背景と被写体の色がしっかりとマッチしているため違和感を感じないと思います。

参考文献

<レベル補正について>

「レベル補正」を使ったプロフェッショナルな色調補正

TAG ヒストグラム , レベル補正 色調補正の基本からスタートした当連載。3回目は、詳細なコントロールが可能になる「レベル補正」について解説する。 「これさえ読めば、何も知らないところから、デジタル画像の色調を完全にコントロールできるようになれる!」を、合言葉に連載している「Photoshop 色調補正ゼミナール」。 …

<トーンカーブについて>

「トーンカーブ」で自由自在に色調補正①

「トーンカーブ」で自由自在に色調補正① | Photoshop 色調補正ゼミナール | Shuffle by COMMERCIAL PHOTO 解説:御園生大地 TAG トーンカーブ , ヒストグラム 今回のテーマは、使いこなせば色調補正において絶大な威力を発揮する「トーンカーブ」について。「絶対わかる。トーンカーブ!」をテーマに、2回に分けて解説する。 …

最後に

今回紹介した方法を習得して、自然なレタッチができるようになりましょう。

Photoshopを使った作品をTwitterに頻繁にアップしているので、ぜひフォローしてみてくださいね。

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